撮影日記


2006年06月28日(水) 天気:はれ

マルマン「エクスプレス」を玩ぶ

仙台駅発8:15の「はやて」に乗り,東京駅から「のぞみ」に乗り換えても,広島着は14:19である。約6時間,広島と仙台は,やはり遠い。しかし,つい最近まで,広島から東京まで「ひかり」で5時間近くかかっていたことを考えれば,仙台から広島までが6時間というのは,「早い」というべきだろうか。
 そんなスーパーエクスプレスの車内で,マルマン「エクスプレス」を玩んでみた。
 電源については,単4乾電池4本で動作するようだ。しかし,電池を入れてみても動作しない。やはり,ジャンクコーナーの商品にふさわしく,故障していたのだろうか?しかし,電気回路が腐食した気配もなく,そんなに壊れるところもないカメラだと思うので,帰宅してからゆっくりと配線など確認しようと思っているうちに,動き出した。電池室の接触が,少々悪いようだ。よく見ると,電池室には余裕があり,スペーサーのようなものを介して単4電池を装填するようになっている。もしかすると,リチウム電池が使えるのかもしれない。そういえばニコン「F5」様の場合,毎秒8コマの連写ができるのは,ニッケル水素電池を使ったときである。もしかすると,マルマン「エクスプレス」も,リチウム電池を使ったときだけ,毎秒8コマの連写ができるのだろうか?そのあたりも,いずれ確認していきたいものだ。

ところで,マルマン(maruman)というブランドの,おもちゃのような安価なカメラを見かけることは多い。マルマンというブランドの時計もよく見かけるような気がする。マルマンとは,本来,どういう企業(ブランド)なのだろうか?
 マルマンという会社のウェブサイトは,すぐに見つかった。それによれば,現在は,ゴルフ用品と健康食品を主に扱っているようである。創業時は,時計の金属ベルトを扱っていたようで,それがマルマンブランドの時計をよくみかける理由になっているのかもしれない。また,「禁煙パイポ」がこのマルマンの商品であることも,はじめて知った。
 どうやら,マルマン「エクスプレス(EXPRESS)」の毎秒8コマという連写性能は,「ゴルフのスイングをチェックするため」という名目のものらしい。

マルマン「エクスプレス」がハーフサイズを採用したのも,当然のことなのだろう。ゴルフのスイングをチェックするには,できるだけ高速の連写性能がほしいだろう。かつて,ニコン「S3M」は,高速連写を実現するためにハーフサイズを採用したとされる。フィルムを巻き上げる量が少ない分だけ,迅速に次のコマが撮影できる。マルマン「エクスプレス」は,そこで同じ発想をしたのだろう。ハーフサイズは,高速連写に好都合だろう,と。
 また,ゴルフのスイングを撮るのであれば,その場合の被写体は立っている人物である。視野は縦位置が好都合に違いない。これも,ハーフサイズであれば,普通に構えたときが縦位置になる。まさに,目的に適った機能ではないだろうか。
 問題は,実際にそれだけの高速連写が可能かどうかということと,実用できるだけの写りをするのかどうかということである。試してみなければわからないが,ゴルフのスイングをチェックするためであれば,ファインダーに全身が余裕で収まるくらいの距離がベストピントの位置として調整されているのかもしれない。
 このあたりも,たしかめてみたいものだ。


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