撮影日記


2005年12月19日(日) 天気:曇

マミヤの35mm判カメラ

今日の日記は,昨日の日記の補足である。私は「鉄」ではない。だから,単に,雪の日に新幹線に乗った,というだけでは,お話しは終わらないのである(笑)。

昨日は,仕事中から,少し体調が思わしくなかった。本来なら,仕事が終わったあとに,梅田へ寄って,「ヨドバシカメラ」で消耗品を買ったり,「八尾富写真機店」を覗いたりしたい(日曜日でなければ,さらにマルシンなども覗いてみたい)。しかし,仕事が終わっても体調がすっきりしないので,梅田に寄ることは見送った。
 そのかわりというべきか,新大阪駅の「八尾富写真機店」を覗いてみることにした(笑)。ここは,価格的にはいまいち感心できないし,品数的にもそれほど多いものはないのだが,けっこう幅広いジャンル(コンパクトディジタルカメラ,中判カメラ,クラシックカメラ,ジャンクなどなど)の商品があって,時間潰し的に眺めるには適当なお店である。そんなウィンドウの片隅に,1つのカメラをみつけた。

「マミヤ35S-II F1.9」というカメラである。
 以前から,この時代のマミヤの35mm判カメラが欲しかったので,状態を勘案しても決して割安感はないものの,買ってみることにしたのである。

現在,「マミヤ」のカメラは,中判カメラばかりである。「マミヤZD」というディジタルカメラも発表されているが,これも「中判」カメラをベースにつくられたものであり,中判ディジタルカメラと呼ばれそうなものである。過去の,「マミヤ」の代表的なカメラを考えても,「マミヤRB67」,「マミヤRZ67」や,「マミヤプレス」という6×7判以上の,どちらかというと業務用的な中判カメラがあげられるだろう。ほかには,レンズ交換式6×6判二眼レフの「マミヤC」シリーズや,古くはバックフォーカス式の精密なボディをもつスプリングカメラ「マミヤ6」シリーズなども有名である。
 古くから,「マミヤ」は,中判カメラが有名だったのだ。
 「マミヤ」からは,小型カメラもいろいろなものが発売されている。「マミヤ16」という,16mmフィルムを使う超小型カメラも有名だ。しかし,35mm判カメラにおいては,今ひとつ,知名度が高くないように感じられる。

「マミヤ」が35mm判カメラを発売していた最末期には,多数の電気接点を持つレンズマウント(ミラクルマウント)の「マミヤZE」シリーズや,オリンパスXAシリーズ以上にユニークなボディの「マミヤU」なども,一部では話題になったようだ。しかし,「マミヤ」の35mm判カメラについては,よい評判も,よくない評判も,あまり耳にしない。だから,それらのカメラも,少しは体験してみたい,と思っていたわけである。


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