撮影日記


2005年11月08日(火) 天気:晴

OM707を使おう(2)

オリンパス「OM707」には,重大な欠点がある。いや,欠陥があるというべきだろうか。それは,電池室の蓋が壊れやすいことにある。実際,どれくらいこわれやすいのかを,自分で体感したわけではない。このカメラは,ジャンク品としてよく出回っているが,それらのほとんどは,電池室の蓋が壊れているのである。そして,私が入手した「OM707」も,電池室の蓋が壊れているジャンク品であった。
 私の入手したものの場合,実際に壊れているのは,まさに電池室の蓋だけだったので,ここに適当なプラスチックの板や金属接点を組み合わせてやることで,カメラは動作するようになった。しかし,代用の蓋を押さえておくのが少々難しく,パーマセルテープで押さえたうえに,画像のように,グリップストロボを取り付けるプレートを利用して,蓋を押さえている。

「OM707」のマウントは,ほかのOMシリーズと共通である。いま,「OM707」用に入手しているレンズは,35mm-70mmの標準ズームレンズだけである。描写もしっかりしているし,そのままで近接撮影もできるレンズなので,これだけあればたいていの場面を撮影できるだろう。
 ところで,プログラムAE専用の「OM707」だが,それはオートフォーカス用レンズを装着したときのことである。マニュアルフォーカス用のOMレンズを装着したときは,絞り優先AEのカメラとして使うことができるという。これは,いずれ動作を確認してみたいものだ。
 ただし,このときには,ファインダー内にはなにも表示されなくなるという。そうなると,シャッター速度がわからなくなるという大きな問題が発生する。

さて,明後日は東京出張である。時間があれば,中古カメラ屋さんなどを覗いてみて,OM用の安価なレンズがあれば買ってこようかな,などと思ってしまう。フジヤカメラのジャンク館では,オリンパスOM,キヤノンFD,ペンタックスSなどのジャンクレンズをよく見かける。50mm F1.8クラスのレンズであれば,きっとみつかるだろうし,価格も高くないであろう。


← 前のページ もくじ 次のページ →