撮影日記


2005年10月28日(金) 天気:曇ときどき雨

サンライズに乗る

明日は,東京へ出張である。今回は,ある学会が主催するシンポジウムを見物することが目的なので,たいへん気楽である(^^;
 シンポジウムは,朝の10時からである。こういうときには,迷わずに寝台列車を利用したい。以前は,広島発20:00で東京着7:33の「あさかぜ」という列車をよく利用した。これには,次のような魅力があった。

  1. 朝,到着する時刻が適当である。早過ぎないし,9時からの会合であっても,十分に間に合う。
  2. 広島から東京まで,乗り換えが不要である。11時間半の間,だらだらごろごろして過ごすことができる。
  3. シャワールームがある(ただし,1回310円で,お湯の出る時間は6分間)。
  4. いつ乗っても,たいてい空いている(笑)。

4番目の魅力はたいへんに大きい。突然,「そうだ 寝台車,乗ろう」と思い立っても,余裕で下段が確保できるのである。これまで,上段しか確保できなかったことは,1回しかない。
 しかし,この「魅力」が,仇になった。今年の2月に,「利用者が少ない」ということも理由の1つとして,「あさかぜ」は,廃止になったのである。
 その結果,広島から東京へ直通する寝台列車は,「富士」+「はやぶさ」の1本だけになってしまった。この列車は,広島を22:37に発車し,東京に9:58に到着する。ふつうの開放型B寝台と同じ料金の個室「ソロ」があるのは大きな魅力だが,この列車では,東京での会合を10時に設定することができない。また,この到着時刻は,広島を早朝に出発する「のぞみ」と大差ない。

そこで,「サンライズ・エクスプレス」の魅力が急に増してくる。これは,東京と出雲市を伯備線経由で結ぶ「サンライズ出雲」と東京と高松を結ぶ「サンライズ瀬戸」があわさった列車である。登場以後,個室寝台が主体の快適な車輌というのがウリだったのだが,広島から利用する場合は,岡山でこれに乗り換えなければならず,どうしても面倒に感じられるのであった。しかし,「あさかぜ」がなくなった今,東京に早朝に到着したければ,「サンライズ」を利用するしかない。
 そこで,今回,はじめて「サンライズ」に乗ることにした。
 「サンライズ」には,「部屋」が何種類かある。今回は,ふつうの開放型B寝台と同じ料金の「ソロ」という部屋を利用することにしたが,さすがに当日の予約では,残り1室という状態だった(^^; このあたり,「あさかぜ」ほどの,気楽さはないのかもしれない(まあ,そもそも週末だし・・・・)。

OLYMPUS XA, GOLD200
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「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」が岡山で併結される。

なお,今回は,岡山まで新幹線を利用したが,時間に中途半端に余裕があったので,「こだま」の自由席に乗ることにした。「こだま」は,間違いなく空いているはずだし,0系や100系を2+2シートに改造した車輌を使っているので,シートは広く,快適なはずである。
 しかし,なぜかこの日に限って,その「こだま」は,「レールスター」の700系を使用していた。しかも自由席は,「レールスター」と同様に1〜3号車だけで,そこは2+3の狭いシートであり,期待を裏切られてしまった。
 もっとも,十分に空いていた,という点については,裏切られることはなかったが。


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