撮影日記


2005年06月30日(木) 天気:曇

夏だ!防水だ!

今年の西日本は,空梅雨傾向である。梅雨入り後も,まとまった雨の日がほとんどない。九州や四国では,ダムの貯水量が尋常ではないくらい,少なくなっているという。しかし,今週はようやく,梅雨らしいぐずついた天気が続くようになった。
 一方,北陸や東北地方では,大雨で,一部で水害の被害もでているという。水害には,破壊という影響も大きいが,機器類が水没して使用不能になるという影響も少なくない。機器類は,水に弱いものが多いのだ。たとえば,今,この文章を読んでいるあなたが使っているパーソナルコンピュータも,水に弱い機器の代表例だろう。
 今日,見かけた報道に,「防水キーボード」というものがあった。短時間であれば,水没した状態でも支障なく使うことができるという。また,使い心地も,通常のキーボードとかわりないらしい。

カメラも,水に弱い機器である。とくに,電子制御式カメラの場合,水没すると助からないことが多い。電子回路が腐食すれば,回路は正常にはたらかなくなる。水によりショートした状態で通電すれば,電子部品を破壊してしまうこともありえる。スイッチをいれなくても,回路中のコンデンサのもつ電気によって,破壊にいたることもありえる。
NIKONOS-IVA カメラは,水辺で使いたいケースもあるだろう。さらには,雨や雪の日に使いたいこともあるだろう。あるいは水中で使いたいこともあるだろう。だから,防滴構造をとりいれるカメラも発売されるようになった。さらには,水中でも使うことができる,防水カメラも発売されるようになった。
 水中でも撮影可能な防水カメラの例としては,ニコノスが有名だろう。コンパクトカメラでも,コニカ「現場監督」シリーズのように,不意の水濡れに耐えられるようなカメラには,その名の通り工事現場などでの記録写真用として,一定の需要があるようだ。そして,それらの防水性能は,一般の人の,水辺のレジャー用としても,人気が出ることになる。

ところで,「防水キーボード」は,どういうところで使われることになるのだろうか?なんといっても,水を使う作業現場であろう。本体とディスプレイは完全に防水されたケースに収め,キーボードだけをだしておけばよいのだから。ところで,「防水キーボード」が,一般家庭で使われるようになることはあるだろうか?一般家庭で,水をよく使う場所としては,台所と浴室がある。そういえば,新築住宅の広告で「浴室テレビつき」とかいう表記をみかけることがある。防水テレビが,浴室の壁に埋めこまれているもののようだ。となると,近い将来,「浴室インターネットPCつき」という住宅が売りに出されるようになるかもしれない・・・
 ここで,「はたして,浴室でインターネットを使いたいと思う人がいるだろうか?」という疑問が生じる。「テクノ依存症」の人であれば,入浴中にだって,ネットワークにアクセスしていたいのかもしれない。オンラインゲームにはまってしまった人にも,歓迎されるかもしれない。でも,それだけでは,どちらかというとマイナスイメージになってしまいそうだ。
 想像するに,2011年以後,「浴室インターネットPC」は一般化するのではないだろうか。2011年というと,地上波テレビ放送が,完全にディジタル化される年である。ディジタル化されたテレビ番組は,地上波の電波だけではなく,インターネットを通じて放送されることもありえるだろう。さらにそのころには,光ファイバ接続もそうとうに普及していることと思われる。そう,「浴室インターネットPC」は,テレビ放送の受信に使われるのだ!入浴中にニュースやスポーツ中継を見たいという人は,少なくはないだろう。

でも,そういう用途が中心であれば,キーボードは必要ないかもしれない・・・・orz


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