撮影日記


2005年01月25日(火) 天気:曇一時雨

続・もっとコンパクトな三脚を求めて

三脚は,カメラを固定するためのものだから,大きくて重いものほどいいに決まっている。大きくて軽い三脚など,邪道だ(笑)。
 以前から,歩きにくいところへ撮影に行くために,コンパクトで丈夫な三脚がほしいと思っていた(2002年9月21日の日記を参照)。三脚の持ち運びをむずかしくする要因は,重さだけではない。長いことも,持ち運びにくい要因である。しかし,重くなければカメラはしっかりと固定されず,長くなければ屋外の撮影では使えないことも多い。そこで,私が求めた三脚の条件は,次のようなものとなる。

●収納時の長さ 30cmくらい (小型のリュックにつけて歩いても引っかからない程度)
●全高     1mくらい (腰の高さくらいはほしい)
●重さのめやす 2kgくらい (標準レンズつきマミヤプレスを支えられるもの)

いわゆるミニ三脚でも,スリック「プロミニ」や,ベルボン「ミニF」のように,それなりにしっかりしたものはある。しかし,さすがに全高があまりに低いのである。結局,以前の日記でも書いたように,ケンコー「ハイパーローアングル三脚」を安価に入手することができ,いちおうの結論とした(2002年9月15日の日記を参照)。しかし,この三脚にも問題点はある。

●脚の扱いが面倒である

ケンコー「ハイパーローアングル三脚」は,その名前のとおり,ローアングル撮影に特化したものである。脚が1本ずつ,自由に角度を変えられるようになっているため,さまざまなポジションに設置することが可能である。脚を開くときは,ネジを1本ずつゆるめ,適当な角度のところでネジをしめる,という手順が必要である。収納時も,同じことをしなければならない。脚の自由度は高いが,この作業は非常に面倒である。




●収納時にコンパクトにならない

収納時の長さは30cmほどで,この点は,理想的である。ふつうの三脚は,1点から3本の脚が広がるようになっている。それに対してケンコー「ハイパーローアングル三脚」は,3本の脚それぞれを自由に動かせるように,三角形の板の各頂点に脚がついた構造をしている。したがって,たたんでも無駄な空間が発生し,コンパクトに収納できないのである。もっとも,脚のうち1本を完全にはずしてしまえば,コンパクトに収納できるようになる。しかし,それでは組み立て,収納が,さらに面倒なものになる。




●全高がもう少しほしい

ケンコー「ハイパーローアングル三脚」の重さは1kgくらいで,脚も,そこそこの太さがある。標準装備の雲台は,お世辞にもよいとはいえないものなので,適当な自由雲台に載せかえている。それで標準レンズつきのマミヤプレスは,なんとか使うことができる。しかし,全高がもう少しほしい,と感じた場面もかなりあった。
















ということで,もうちょっと使いやすい,コンパクトでしっかりした三脚がないものか,と思っていたのである。


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