撮影日記


2004年06月28日(月) 天気:曇

京セラ・サムライ

結局・・・・買いました

先月から急に興味がわいてきた,京セラ「サムライ」を,半ば衝動的に買ってしまった。「サムライ」の初代モデル,「サムライX3.0」である。35mmフルサイズ換算で,35mm〜105mm相当の3倍ズームレンズを内蔵した,フルオートのハーフサイズ一眼レフカメラである。
 今回は,近所の「カメラのキタムラ」でソフトケース付き3,980円で売られていたものである。ちょうど興味をもっているときに,手ごろな価格で現れたことが,衝動買いに至ったおもな原因である。しかしそれだけではない。少し前に,仕事で出かけた先の町にあった別の「カメラのキタムラ」で3,000円という価格で売られていたものを「買い逃し」てしまっていたのである。そのために,「欲しい」という気持ちが強くなっていたのであろう(笑)。
 その後,別の「カメラのキタムラ」において,オプションのハンドグリップ付きで3,200円くらいで売られているという情報も得られた。それにしても,なぜにこの時期に,「サムライ」が3台も流通していたのであろうか・・・・運命だったのだな(笑)

「サムライ」について

「サムライ」は,ビデオカメラのような縦型のスタイルが特徴的なカメラである。「サムライ」シリーズには,APSやディジタルカメラのものもあるが,本来の「サムライ」は,35mmのハーフサイズ一眼レフである。

ハーフ判の「サムライ」は,6種類ある。
 サムライX3.0(初代)
 サムライX4.0
 サムライZ
 サムライZL
 サムライZ2
 サムライZ2L

「サムライX4.0」は,レンズのズーム比を4倍に拡大し,多重露出などの機能を拡充した上位モデルと言える。「サムライZ」は,レンズを少し暗くして,大幅にコンパクト化し,機能も拡充したモデルである。「サムライZ2」は「サムライZ」の機能を簡略化した廉価版である。「サムライ」シリーズの特徴である「縦型スタイル」は,まさに片手(右手)だけで撮影が可能な合理的なスタイルである。そして,「L」のついているモデルは,左利き用の左手だけで操作のできるモデルである。これはあまり数が市場に出回らなかったせいか,中古カメラ店などでは不当に高価な価格で取引されているらしい。

不満はたくさんあるけれど

「サムライX3.0」は,一眼レフであることが,大きな特徴である。したがって,構図がつくりやすい。また,レンズのカバーする写角も手ごろで重宝する。そして,なによりもコンパクトで,カバンへのおさまりもよいという点は,非常によい点である。
 しかし,不満がないわけではない。
 露出もピント調整もオートのみで,マニュアル操作がまったくできない。露出については,スナップ的に使うことを考えればプログラムAEだけでも大きな問題ではないが,やはり絞り優先AEがあれば,なおよいと感じた。ピントについては,AFが迷うことが多く,なかなかシャッターがおりないことがあるので,簡易的なものでもよいからMFの機能があればありがたい。
 また,一眼レフではあるが,ファインダースクリーンでピントを確認することができないことは,大きな問題であるといえるだろう。ただ,全体的には,普段から持ち歩くという目的に対しては,非常に適したカメラであると思う。


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