撮影日記


2003年05月18日(日) 天気:はれ

広電7号線運行開始から約1ヶ月

メガネがこわれた

土曜日は東京へ出張があって出かけた。新幹線に乗るため,横川駅からJRに乗ったのだが,電車を待つ間,軽くメガネを拭いた(いわゆる近眼なのだ)。すると,鼻あてのゴムがもげて,ころころと・・・・・。まあ,これで支障はないのだが,片方だけゴムが失われると,かけていて気持ちのよいものではない。
 そして,今日の昼すぎに帰ってきたのだが,一息入れて,メガネを直してもらいにいくことにした。どこでもいいのだが,本通のタナカ本店にいくことにした。広島電鉄市内線の横川電停が移設され,横川と広電本社前を結ぶ「7」号線の運転が開始されたので,本通方面へいくことが容易になった。
 メガネの修理は早々に完了し,来た道と同じ広電7号線の電車で横川駅に戻るのだが,このときは横川駅まで乗らず,1つ手前の横川1丁目で降りることが多い。

横川駅の出入りには時間がかかる

横川駅から広電を利用している方はよくご存知と思うが,横川駅の出入りにはたいへん時間がかかることがある。横川駅前は,国道54号線という幹線道路が通り,広島西飛行場へ続く道路(中広通り)も分岐している。さらに,駅前からのバスの出発と広電の電車の出入りがある。信号もこの順序で青にかわる。国道54号線,中広通りの自動車の通行が終わって,一瞬,駅前からのバスの出発が青になる。その次に,電車の出入りができるようになっている。電車の出入りのための信号が青になっている時間は短く,その間に出発(あるいは入線)できる電車は1台だけである。
 広電の横川駅は,2線ある。この2線に振り分けるためのポイントは,交差点の手前にある。横川駅に入ろうとする電車は,交差点の手前で一時停止し,ポイントでどちらかに振り分けられる。十日市町方面からの電車がまっすぐに入ってくると1番線に,ポイントで曲げられると2番線に入るようになっている。したがって,駅に電車がいないときは,電車はどちらにでも入ることができる。
 ところがもし,1番線にも2番線にも電車がいたら,これらの電車が出発しなければ次の電車は駅に入ることはできない。その状態で,駅に入るのを待つ電車が2台も3台も詰まってしまったら,あとの電車は駅の手前で実に長時間足止めを食うことになる。

出入りには工夫が必要

このような状態は,とくに朝の通勤時間帯によく起こるようである。実際に不満の声も出ているようで,横川駅にはそのことを詫びるとともに,対策を考えているという文面が貼り出されていた。駅の手前で詰まる理由には,途中の乗降が少なくて予定よりも早くついてしまうこともあるのだろうが,実際に直前で足止めを食らうことは,気持ちのよいものではない。
 実際に,工夫としてはどのようなものが考えられるのだろうか?電車が2番線だけに入っているときは,1番線への入線と2番線からの出発を問題なく同時におこなうことが可能であるから,たとえばどちらも空いているときには必ず2番線に入るようにするなどのことも考えられるだろう。しかし,十分に対応するためには,やはり電車が出入りできる信号の時間を延ばすことが必要になるだろう。最近は,バス優先信号などとして,バスが接近したら信号の青を10秒ほど延長することで,バスがスムースに走られるようになるというシステムも導入され始めている。これと似たような考えで,電車が詰まっているときだけ,出入りの青信号の時間を延ばすということが必要になるだろう。あるいは,電車の出入りのための信号が青になる機会を増やすことも考えられる。そのために国道54号線の通行に若干時間がかかるようになることがあるかもしれないが,公共交通機関を優遇する政策は必要になってくるのではないだろうか。
 5月20日(火)からは,この信号が改善されるらしい。具体的にどのような改善がなされるのだろうか?これは注目に値する。


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