撮影日記


2002年12月26日(木) 天気:はれ

でかけるときは,カメラに迷う

どうせ使うなら一眼レフかな

東京まで日帰りの出張が入ってしまった。仕事は18時までの予定である。多少,早く仕事が終わるとしても,東京の日没は広島よりもかなり早い。この時期なら,17時までにはすっかり暗くなってしまう。だから,写真を撮る余裕などあまりないだろう。
 そんな予定なのだが,それでもカメラを持っておきたい。だから,どんなカメラを持って行こうか迷うところである。ちなみに今回の仕事場所は渋谷である。となると,ロシア・東欧製カメラ専門店「king-2」に寄ることができるかもしれない。M42マウントの安くておもしろそうなレンズが見つかれば,それをすぐに使いたくなるかもしれない,などと考えた。そこで,まずは,しばらく使っていない,「ゼニットE」を持ちだそうかと考えた。
 しかし,一眼レフならその前に「マミヤファミリー」「アサヒフレックス」の作例を作っておきたいと考えているので,今回,「ゼニットE」の使用は見送ることにした。

コンパクトカメラなら気軽に撮れる

先月,東京に出張ででかけたときには,「ニコンミニ(AF600)」を持っていった。そして,邪魔にならず,気軽に撮れることを改めて認識したばかりだ。そこで,なにかコンパクトカメラを持って行こうと考えた。
 最近は,初代「ピッカリコニカ(C35EF)」を持ち歩いている。これには使いかけのフィルムが入っているので,まずはこれを持っていくことを検討した。仕事の予定を考えたとき,実際に写真を撮ることができるのは夕方,薄暗くなってからかもしれない。「ピッカリコニカ」は,暗くなったらすぐにストロボを使うように考えられており,スローシャッターがない。夕方の情景を撮影するには不適当である。
 そこで,「ミノックス35EL」を持ち出すことにした。絞り優先AEで,ある程度スローシャッターにも対応している。なによりも非常にコンパクトであることがうれしい。

光がいっぱい

仕事は予定よりも早く終わった。しかし,あたりはもう夕方である。仕事場所から渋谷駅に向かうと,街路樹などに取り付けられているいろいろな電飾が,光りはじめている。もう少ししたら,撮りごろになるかな?と思い,「king-2」へ寄って,少し時間をつぶすことにした。
 「king-2」の店内を見ていると,「スメナ8M」ほか数種類のジャンクがあった。なんとなくそれらの1つ,2つを買ってみたい気分になったが,まあ今日はやめておこう。ふと,隣のショーケースを見ると,「キエフ35A」があった。今日,持ってきた「ミノックス35EL」のコピー機である。なにかの因縁かな?(笑)
 ほどよく暗くなってきたので,渋谷駅周辺で,街の光を少し撮影し,東京駅へ急いだ。


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