撮影日記


2002年10月16日(水) 天気:晴

PENTAXの機種リストラ?

メジャーブランドとデジ眼レフ

私にとって,カメラ界のメジャーブランドは,ペンタックス,オリンパス,キヤノン,ニコン,ミノルタの5つである。多くの人も,同じように感じているのではないだろうか。これらのブランドはさまざまな「35mm一眼レフカメラ」を市場に送り出し,そこにはさまざまな新しい機能が盛り込まれてきた。35mm一眼レフカメラは,プロから初心者まで,現在でも多くの人が使用している「主流」なカメラであると言ってもいいだろう。カメラメーカーにとって,「35mm一眼レフカメラ」を発売することは,1つの誇りのようなものだったのではないだろうか。
 最近の動きとして,「レンズ交換式ディジタル一眼レフカメラ」(以下,「デジ眼レフ」と呼ぶ)を市場に送り込むメーカーが増えつつあることがあげられる。現在,ニコン,フジ,コダック,キヤノン,京セラの商品が流通しており,最近までミノルタの製品もあった。また,シグマやオリンパスも近い将来の発売を発表している。
 つまり,メジャーブランドとしては唯一,ペンタックスだけがデジ眼レフを発売していない状態であると言える。

デジ眼レフとフィルムカメラの共存

2002年10月16日の「日本工業新聞」は,ペンタックスがデジ眼レフの発売を発表したことを伝えた。これで,メジャーブランドのデジ眼レフが出揃うことになるだろう。同時に,ペンタックスがフィルムカメラのラインアップの大幅な見直しをすることを伝えている。記事では,35mm一眼レフカメラ,コンパクトカメラ,そして中判カメラも,それぞれラインアップされている機種を半減すると伝えている。
 今後,ディジタルカメラが次第に普及していき,フィルムカメラが売れる量が,次第に減少していくだろうという予想があるのだろう。しかし,高性能化してきたデジ眼レフとはいえ,フィルムカメラを完全に駆逐するまでは時間がかかるだろう。しばらくは,共存していくものと思われる。しかし,その共存期間がどれくらいなのかは,まったく予想がつかない。

フィルムカメラは消えていくのか?

いったい,どの機種が「リストラ」されてしまうのだろうか。ここで勝手に予想してみたい。
 35mm一眼レフは,現在,MZ−S,MZ−3,MZ−5N,MZ−L,MZ−30,MZ−Mの6機種がラインアップされている。半減するとなると,残るは3機種。まず,MZ−Sは2001年に発売された,まだ新しい製品であり,現在のペンタックスでは最上級モデルであるから,すぐに消えることはないだろう。MZ−Lも同様に新しい製品で,初心者向けの売れ筋商品であろうからこれも消えることはないと思う。もう1つは,その間を埋める機種だろう。MZ−3は発売以後ずっと評判がよいようなので,これが残るのが無難かと思われる。しかし,ここは意表をついて,MZ−Mが残るとおもしろいと思う。そうすれば,S,M,Lがラインアップされて,語呂がよい。
 中判カメラも半減するというが,現在,645NIIと67IIの2モデルしか発売されていない。これを半減するということは,645か67か,どちらかのシステムそのものが消えるということを意味するのだろうか?・・・・・うーん,勝手な想像は楽しいものだ。


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