撮影日記


2002年10月05日(土) 天気:晴

私は「OM」に縁がない

写真趣味とカメラ趣味

「写真趣味とカメラ趣味は,似て非なるもの。されど相互に補完するもの。」私は,そう考えている。そして,どちらも楽しんでいきたいと思っている。
 したがって,買い求めるカメラも,大きく2つに分けることができる。それは「使うカメラ」と「集めるカメラ」である。「集めるカメラ」は,さらに2つに分けることができる。それは「集めるだけのカメラ」と,「触ってみたいカメラ」である。
 いつのまにか,真剣に使うため以外のカメラもそこそこ集まってしまった。数的にも内容的にも,世間のコレクター諸氏の足元にも及ばないものであることはわかっているが,ふと振り返ってみたとき,メジャーブランドすら完全には網羅していないことに気がついた。
 具体的に気になったところは,ペンタックス(Kマウント機)とオリンパスOMシリーズである。

カメラのメジャーブランド

あらゆる業界において,「メジャー」と言ってもいいブランドというものは存在するだろう。私にとって,カメラ界のメジャーブランドは,ペンタックス,オリンパス,キヤノン,ニコン,ミノルタの5つである。おそらく同年代の方(というか,1980年ころにカメラに関心を持ち始めた方)にとっては,似たような感覚をお持ちのことと思う。ヤシカ(京セラ)を,決してメジャーであると認めない気持ちも,共通しているものと思う。たとえヤシカが,別のブランド名を名乗っていたとしてもだ(笑)。
 私の場合,このうち,ニコンは「真剣に使うためのカメラ」として買い求め,使ってきた。ミノルタ(MD)とキヤノン(FD/FL)は,とくに欲しいと思ったこともなかったが,ジャンクカメラなどを集めて遊んでいるうちに,いつのまにか手元にあった。結果として,ペンタックス(K)とオリンパス(OM)がない状態である。
 ペンタックスのKマウント機には,これまでまったく縁がなかったわけではない。たとえば,以前,「P30」という機種を格安で入手したことがある。しかし,それはお世話になった人に譲ってしまった。自分で使うことはほとんどありえなかったためである。

やはり「縁」なのか?

オリンパスOMシリーズについても,まったく縁がなかったわけではない。
 昨年,ある店のセールで,「OM−101」とレンズが格安で出品されていた。そのセールでは,一度に買うことのできる品数に制限があるなど,狙ったものが必ずしも買えるとは限らないしくみになっている。「OM−101」は,AF機「OM−707」の後に発売され,「パワーフォーカス」という「使い物になるのか?」という疑問を抱かせるしくみを採用した不思議なカメラである。OMファンの方々からも冷遇されているようで,ちょっと「触ってみたい」カメラの1つであった。
 しかし,そのセールでは,結局,別のカメラを買うことになり,「OM−101」が私の手元にくることはなかった。
 それ以前には,「OM−707」とズームレンズ2本が「ジャンク」として売られているのにであったことがあった。今にして思えば,「OM−707」は電池ボックスが破損しているというよくある状況だったので,簡単に復活したかもしれない。「OM−707」も,OMファンの方々から冷遇されているようで,興味のあるカメラの1つであった。
 残念なことに,当時はまだ,ジャンクカメラで遊ぶということを知らなかったので,それを購入するには至らなかった。
 結局,こういうのを「縁がない」というのだろうか?


← 前のページ もくじ 次のページ →