撮影日記


2001年08月05日(日) 天気:はれ

赤滝は,天然クーラー

今日も暑い。そして,夕立が降りそうで,降らない。今日は,夕方にはかなりどんよりとした雲がひろがったのだが,結局,降らない。今日は,常清滝へ行ったが,その話は後日にして,昨日の三段峡の話を続きを1つ。

水のきれいな,長淵を過ぎると,すぐに「寺が瀬」というところがある。
 ここも,河原におりてみよう。ここも,水がきれいた。岩陰を覗くと,なにかの稚魚と思われるものが,多数群れている。水中には,他にも,いろいろな小魚や貝など,さまざまな生き物が見られる(右の画像)。このあたりは,生物に詳しい人に案内してもらえると,おもしろいだろう。やはり,自然の事象は,その名前がわかると,認識がより深まるというものだ。本で知ったことを丸暗記するのではなく,実物に触れてその名前を覚えることに,大きな意味がある。
 ここですることは,観察である。あくまでも,見るだけにしよう。捕まえて持って帰ろうとか,そこで虐殺したりせず,自然のままにしておいてあげたい。

さらに歩くと,「姉妹滝」(右の画像)がある。流れは細いが,高い絶壁を一気に落下する姿は,美しい。水の深い色との対比が美しい。
 ここも,下の河原におりることができれば,この滝の,もっと迫力ある姿を楽しめると思うのだが,さすがにここをおりることはできそうにない。ニュースでは,「水の事故」も多く報道されているが,危険なところには近寄るものではないだろう。
 この滝は,その表情が非常に細かい。
 小型の双眼鏡や,カメラの望遠レンズがあれば,部分部分を観察してみるのも,おもしろいだろう。
 ここまでくるのに,2時間くらいかかってしまった。距離は,たかがしれているというのに。しかし,柴木の入り口からしばらくは,本当に景観が変化に富んでいて,おもしろいのである。無理に,奥まで行く必要はない。このあたりまでを,ゆっくりと散策し,三段峡の駅前で,温泉や食事などをのんびりと利用するのも,「ゆとり」ある旅を楽しむことになるだろう。

そうはいっても,私のこの日の目的は,「田代出合」まで歩くことである。予定外に時間をくってしまったので,先を急ぐことにする。
 姉妹滝からさらに進むと,「赤滝」(右の画像)というものがある。これは,姉妹滝のように,峡谷の向こう側ではなく,遊歩道のそばにある。小さな滝であるが,岩肌が真っ赤で,人目をひきやすい。ここは,崩落しやすいのか,防護柵がつくられており,滝の全貌は見えにくい。しかし,この水は非常に冷たく,ここから吹いてくる風は,非常に冷たく気持ちよい。
 この赤い色は,鉄分の影響らしい。この先にある,いくつかの小さな滝も,同じように赤い岩肌を見せるものが多かった。なお右の画像では,フラッシュを使って撮影したため,岩肌の赤さはあらわされているが,立体感が失われてしまったようだ。
 足を休めるのに,よい場所である。しかし,まだ道は長いのであった。。。。。

(画像は,すべて,ディジタルカメラ「OLYMPUS C-960ZOOM」による)


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