撮影日記


2001年05月26日(土) 天気:はれ

作木村も変わる

この冬は,まったく常清滝を訪れなかった。その結果,実に半年もご無沙汰することになってしまっていた。週半ばに,ほどよく雨が降ったので,適度な水量があるだろうと期待して,久しぶりに常清滝を訪れたのである。
 常清滝へ行くとき,私は,高北広域農道から国道375号線を経由するルートを使う。
 三次から作木を経由する国道375号線は,道の状態があまりよくなかった。集落の中の,きわめて狭い部分があり,走りやすいとは言えない。また,川から高くないところを通るために,冠水して長期間通行止めになったこともある。
この,国道375号線がすっかり改修されている。まだ完成したわけではなく,部分的であるが,非常によい道になっている。そのために,立ち退き,移転した家もあるようだ。 作木村には,常清滝以外にも見所はある。たとえば,香淀の大イチョウである。筒賀,安芸津のものについで,広島県内で3番目の大イチョウであるとされている。このイチョウの前を通る林道も整備が進んで,その全容を容易に観察できるようになった。

このように道路が整備されてくると,問題は三江線の立場である。JR三江線は,三次と島根県の江津を結ぶ線であるが,この区間を直通する列車はなく,急行や快速列車の運転もない。また,もっとも運転本数の少ない区間(口羽−浜原)は,1日わずか4往復しか運転されない。
 この線は,このような状況にもかかわらず,「陰陽連絡が実現している」「並行する道路が良くない」などの理由で,これまで存続しているといわれている。
 ところが,この3月の改正で,1日6往復があった,三次−口羽を走る列車が,1往復減らされた。また,土曜日の午後だからだろうか,通る列車に乗客がたくさん乗っているようすはうかがえない。三江線の将来も,予断を許さないのではないだろうか?

さて,この日の目的は,久しぶりの常清滝を見ることである。
 常清滝は,期待通りのほどほどの水量で,光のあたり方もナイスであった。水の流れ方も,刻々と変化し,6×9,35mm判あわせて,コマ数で50ほど,夢中に撮ったものである。ただし,ほとんど同じようなところばかり撮ったわけであるが・・・・。
 帰りには,久しぶりに「安藤製菓」の「松葉」を買って帰ることにした。地域活性化センターの売店に寄ってみたところ,「安藤製菓」の「あんどう饅頭」は「作木銘菓」として販売されているが,「松葉」は扱っていない。レジの人に「扱わないの?」と尋ねてみると「置いてないですねー」といいながら,「安藤製菓」の方へ電話で問い合わせてくれた。とりあえず2つなら用意できるとのことで,店に寄って買って帰ってきた。
 柞木に行ったら,ぜひ,このお菓子を味わってほしいと思う。

※画像は,3点ともOLYMPUS C-1400Lによる。


← 前のページ もくじ 次のページ →