撮影日記


2001年04月15日(日) 天気:すばらしい「はれ」まさに写真日和

「可部線プロジェクト」には自転車が欲しい

最近,時間さえあれば「可部線プロジェクト」を実行している。昨日,土曜日も,15:30ころから性懲りもなく,横川駅から可部線に乗って出かけた。可部の町並みをスナップ的に撮りたくて,F-301とAi NIKKOR 35mm F2だけという軽装備である。しかし,たまたま乗った電車は,可部で20分ほどの待ち合わせで,三段峡行きに連絡するというので,まだ訪れていない,河戸駅(可部の次の駅)を訪れてみることにした。しかも,河戸から可部までは,十分に歩いて戻ることができる距離でもある。
 河戸駅は,まるで民家の間の路地裏に隠れている,という存在である。よく調べずにクルマで訪れようとすれば,きっと見つけられないだろう。この付近は道も狭いので,訪れたい人は,すなおに可部線を利用することをおすすめする。

「可部線プロジェクト」を実行していて感じたことだが,広島市外にある駅には,駅の周辺に駐車場が設けられていることが多い。とくに,加計町内の駅周辺には,「可部線利用者用臨時駐車場」がかなりの広さで設けられていることが多い。おそらく,地元の利用促進のため,いわゆる「パーク&ライド」を実践するためのものと思われる。一方,広島市内の駅には,このような設備はほとんどない。
 これまで,「可部線プロジェクト」の実行には,効率よい撮影と可部線の利用協力の目的で,クルマと可部線を併用していた。たとえば,加計駅までクルマで行き,そこを拠点に,とくにクルマでは訪れにくい駅(駐車場がない,あるいは狭い)へ可部線で移動する,という利用方法である。ところが,今回訪れた河戸駅を含めた,広島市内の駅には,基本的に可部線で訪れる必要があるということだ。とくに,電化区間の駅では,それが顕著だろう。
 そこで,「電車に持ち込めるタイプの折りたたみ自転車」が欲しくなってきたのである。可部線で適当な駅まで行き,そこから自転車で他の駅も訪れ,適当なところからふたたび可部線に乗って帰ってくればよいことになる。

さて,その予行演習というわけでもないが,今日の夕方には,近所の駅を自転車で訪れることを試みた。横川から下祇園までの範囲である。2時間ほど,写真を撮りながら軽く流しただけであるが,かなり疲れてしまった。この冬,仕事で身動きがとれず,かなりの運動不足状態に陥っているものと思われる。
 今日の,自転車での撮影には,マミヤ6(ニューではない,昔のスプリングカメラの廉価モデル「K型」)を持ち出した。自転車での移動なら,大型三脚やマミヤプレスを持ち出すことは困難である。また,道も狭く,人通りも多い場所があるため,派手に三脚を立てて撮影するのも気が引ける。手持ち撮影がメインでも,中判カメラでの撮影をしたいことがある。そこで,たたむとコンパクトになる,スプリングカメラが適しているのではないかと考えたのである。
 結論として,このような用途に,マミヤ6は使いにくかった。蛇腹を開く操作や,セルフコッキングになっていない点など,やはり速写性に欠けるのである。やはり,ローライフレックスの方が,適しているのかもしれない。そして,もし,安く買えるなら,フジのGA645が欲しくなってきたのである。GA645こそ,いわゆる「フルオート高級コンパクトカメラ」も比較にならない,「フルオート高画質コンパクトカメラ」ではないだろうかと,期待しているのである。私はひそかに「フラッシュフジカAF645」と呼んでいる・・・・・


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