撮影日記


2000年12月29日(金) 天気:はれ

2000年は
C-1400Lで
暮れてゆく・・・

日記を読み返してみると,昨年のいまごろの私のお散歩のおともは,「エキザクタ」や「エクサ」だったようだ。しっかりと写真を撮ることができ,かっこよく,持っているだけでもうれしくなりそうなカメラである。
 特に「エクサ」は,コンパクトであることが重要だ。コンパクトであることは,携帯するために重要な要素である。そのころは,モノクロプリントに力を入れていたこともあって,クラシカルな一眼レフがちょうど気分的にもマッチしていたのかも知れない。
 最近は,忙しいこともあって,ディジタルカメラ「オリンパスC-1400L」が,お散歩のおともになっている。もっとも,お散歩といっても,昼休みなどのほんの数10分程度のものにとどまっている。それだけに,気軽に撮ることができて,結果がすぐに出るディジタルカメラに頼っているのが現状といえる。

 

ディジタルカメラには,写真を撮るという性格と,パーソナルコンピュータの周辺装置という性格の,2つの面がある。そして,製品によって,どちらかの性格が重視されているように思われる。
 私は今,2台のディジタルカメラを所有しているが,1つは東芝の「Allegretto PDR-2」という,35万画素クラスのものである。これは,PCカードスロットに直接接続してデータを転送できる,便利な製品である。しかし,安価なコンパクトカメラでもほとんど装備されている,三脚取り付けの穴がない。まったく,パーソナルコンピュータの周辺装置としてしか考えられていないものといえる。カメラメーカーではなく,電機メーカーの発想では,しかたないのだろうか。まあ実際,私も,出張の報告書作成などの目的で,このディジタルカメラを使用している。

一方,C-1400Lは逆で,写真機としての性格を重視している。
 三脚を取り付けることは当然可能であるが,さらに重要な要素として,フィルター取り付けのネジが切ってあることを指摘したい。これのために,クローズアップレンズによる接写が可能になる。

C-1400Lは,マニュアル操作がほとんどできないという点が,あまりに残念である。しかし,スポット測光機能をうまく使えば,露出についてはかなり希望する結果が得られる。しかし,2/3インチ型小型撮像素子(一般用ディジタルカメラの撮像素子としては,これでも大きい部類に入る)に対応するには,レンズの焦点距離が極めて短くならざるを得ず,特に広角域の歪曲収差のひどさには限界を感じてしまう・・・。

 

さて,そろそろ「よい」ディジタルカメラに手を出すことを考えてみようかな・・・。


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