撮影日記

2000年12月09日(土)　天気：はれ

コンビニ弁当

仕事が忙しくなってくると，夕食はコンビニエンスストアで売られているお弁当（以下，単に「コンビニ弁当」とする）で済ませる日が多くなる。また，仕事が忙しくない時期ならば，撮影に出かけたときの食事として，コンビニ弁当を利用する機会が増える。そう考えると，けっこうコンビニ弁当には，お世話になっていることに気がつく。
　コンビニ弁当には，かなりの量の，保存料や防腐剤が使われている，という指摘もある。また，食べれば気がつくことだが，かなり味付けが濃いと感じる。これらのことは，手軽に扱え，多少冷めてもそこそこ食べられる味を保つことができる，大きなメリットである。これは，もしかすると，体に悪い影響があるかもしれない。しかし，現在，そのようなことを気にしていては，食べるものがなくなってしまいかねない。また，コンビニ弁当を利用すると，時間的にはほんとうに助かるものである。
　いつでも，すぐに買うことができる，これこそがコンビニ弁当の最大のメリットと言えるのではないだろうか。

コンビニでお弁当を買うと，必ずレジで店員さんが「あたためますか？」と尋ねてくれる。おそらく，そのようなマニュアルがあるのだろう。多くの人は「はい」と答えているようだ。どうにも時間のない人や，家に持って帰ってからあたためようと思う人などが，「いいえ」と答えているのだろうと思う。
　コンビニ弁当は，たいていが大きく重い。そのため，お客さんは，買い物かごの一番下に入れてしまうことが多いだろう。そこで，レジの店員さんの応対に，２通りのパターンが出現する。「あたためますか？」と，最初に尋ねる場合と，最後に尋ねる場合である。
　お客さんの買い物かごの中身を，上から順に精算していけば，弁当にたどりつくのは最後になる。このような場合，最後に「あたためますか？」と尋ねられることになる。しかし，中には，まず弁当を見つけだし，最初に「あたためますか？」と尋ねてくる店員さんもある。
　最初に「あたためますか？」と尋ねられた場合，ほかの商品の精算が終わって支払いを済ますころには，電子レンジがちょうど弁当をあたため終わり，「ピー」という音を出している。実に効率よく，あたたかい弁当を買うことができることになる。
　一方，最後に「あたためますか？」と聞かれた場合は，精算が終わっても，電子レンジが弁当をあたため終わるまで，しばらく待たなければならない。レジは，その間に次のお客さんの応対をするわけだが，しばらくすると，さっきの弁当のあたためが終わったりする。そこで，レジの作業を中断して弁当を取り出し，前のお客さんに渡すことになる。
　そうなると，弁当のあたためを待たされるお客さん，レジを中断されてしまったお客さんだけでなく，あちこちと忙しく動き回らなければならなくなる店員さんにとっても，損なことであると思うのだが，どうだろうか？