撮影日記


2000年03月30日(木) 天気:はれ

都電もなか

昭和40年代,路面電車というものが,全国各地から急速に姿を消していった。しかし,よく見ると,まだ各地でひそかに路面電車は生きている。広島や長崎のような地方都市では,市内の主力交通手段として活躍している例も少なくない。東京にも,都電「荒川線」と呼ばれる1路線のみ,なぜか生き残っているのである。
 この「都電」を形どった「もなか」があるらしい・・・・という話を耳にしたのは,もう何年前になるだろうか。次第に,雑誌などでの紹介記事を見つけたりして,その存在が確認できるようになった。そして,出張などで東京を訪れるたびに,その「都電もなか」を買おうと思っていたものである。
 「都電もなか」を売っている店は,都電荒川線の沿線にあるということまでわかったが,どこかわからない。そこで,昨年,「ニコン信者の会」で,都電沿線のスナップ撮影会を催していただき,それに参加した。その結果,「梶原」という電停のそばにあることまでわかった。しかし,それがわかったときには,そこへ寄るだけの時間が残っていなかった・・・・・・

そこまでわかれば,あとは訪れる機会を待つだけである。
 この秋に,日帰りで出張する機会があったが,このときには物珍しさ(笑)もあって,夜行バスで東京へ行った。時刻表よりもずいぶんと早く着いて,朝早すぎて時間を持て余したものである。のんびりと都電沿線をスナップ撮影しながら,件の店を探し当てると・・・・なんと,定休日(月曜日)であった。
 そして,今週,また日帰り出張があった。そして,ついに,「都電もなか」を購入することができたのである。

「都電もなか」は,都電を形どったもなかが,都電の姿の箱に入っている。
10輌入り(10個入りではない)パッケージは,車庫の姿をしている。

この姿は,すでに雑誌の紹介記事で知っていたとは言え,やはり実物を手にするとうれしくなる (^-^; 10個入り(店頭では「10輌入り」と表記している)パッケージが,車庫の姿をしているあたり,遊び心をくすぐってくれるというもの。
 残念なことは,基本的に梶原にある,この店でしか売られていないことだ。まあ,だからこそ,価値があるのかも知れないが・・・・・

最近,仕事が忙しい。特に,出張が多い。東京に1週間滞在した翌週,大阪と福岡へ日帰り出張があり,さらに今週は,また東京へ,今度は日帰り(泣)出張があった。ただ,出張は,少しでも自由な時間が得られるなら,かえって楽しい面もあるというもの。


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