撮影日記


1999年10月09日(土) 天気:はれ

Exaktaは右脳を刺激する

最近,中判カメラが元気なようで,新製品が次々に投入されているという印象を受ける。最近,マミヤからも6×4.5判のAFカメラが発表された。しかし,このカメラのファインダーは,アイレベルのプリズムファインダーのみで,交換ができない。個人的には,ファインダーが交換できなければ・・・・・少なくともアイレベルのプリズムファインダーとウェストレベルファインダーの2つは使えなければ,システムカメラとして失格だと考えている。
 実は,私は,ウェストレベルでの撮影が好きなのだ。

私は,最近,イハゲー社のエキザクタというシリーズの35mm一眼レフカメラに興味を持つようになり,実際に使っている。エキザクタの特徴は,ファインダーが交換できることにある。基本はウェストレベルファインダーだが,プリズムファインダーを装着することもできるのだ。
 今,エキザクタは,中古カメラ市場において,あまり人気がないらしい。なんといっても,35mm判一眼レフカメラなら,ニコンやキヤノンの方がケタ違いに優れている。そこに,巻き上げレバーやシャッターレリーズボタンが左側にあることが追い討ちをかける。慣れないと非常に使いにくい。
 しかし,いかに人気がないとはいえ,エキザクタは交換レンズも豊富に流通している極めて実用的なシステムなのだ。さらに,ファインダーが交換できると言う,最近の高級一眼レフにも忘れられがちなしくみを持っている。このことは高く評価されなければならない。

左手による巻き上げと,左手によるシャッターレリーズは,右脳を刺激する?

ところが,ウェストレベルファインダーで手持ち撮影をするとき,この「左手巻き上げ」「左前面レリーズ」という仕組みが,意外にも操作しやすいのだ。実際に使っているうちに気づいたのだが。
 ウェストレベルファインダーを覗き,左手で巻き上げとレリーズを操作する・・・・エキザクタを使うことは,きっと右脳によい刺激を与えてくれるに相違ない。


← 前のページ もくじ 次のページ →