撮影日記


1999年04月10日(土) 天気:雨

スクリーム!

今日は,巨大な「スクリーム」を見てしまった。
 最近,そういうタイトルの,いかにもくだらなそうな映画のポスターをみかけるが,それとはまったく関係ない。誤解なきよう。

幸か不幸か,広島市内には立派な美術館が3件もある。この日記でよく紹介する,「広島市現代美術館」と「広島県立美術館」「ひろしま美術館」の3件だ。「広島市現代美術館」はしばしば訪れるが,他の2件には行ったことがなかった。そのうち,「広島県立美術館」には先月末にはじめて訪れた。そして,今日,はじめて「ひろしま美術館」を訪れた。

「ムンク」の版画展である。会期は今日から5月16日までである。
 「叫び」 ("The Scream") はどのあたりに展示されているのかと思いながら,特別展の会場へ降りていくと,いきなりそこにあった。スミ1色で見る「叫び」には,また格別の重みがあるね。
 版画という性格上か,巨大な作品はなかったが,100点を越える作品群を堪能することができて,よかったと思う。ムンクには「叫び」以外にも,「思春期」「女の三段階」などの超有名な作品があるので,ぜひ観ておくことをお勧めしたい。

ゆっくりと見てまわったあと,入り口のミュージアムショップを覗いてみた。おお,「スクリーム人形」があるじゃないか。人形といっても,ビニルの風船だが,「叫び」に描かれている「人」を形どったものである。欲しかったんだよな,これ(笑)。値段をみると,「小 \1,890」とある。ってことは「大」もあるんかよ?あった,「大 \6,300」だ。私が買った「小」は,高さ50cm弱である。「大」は,その2倍くらいあるのだ。
 そのとき,背後に気配を感じた。恐る恐る振り返ると,そこには2mを越える巨大な「スクリーム人形」が立っているではないか!これはすごい。ど迫力だ!欲しい(爆)・・・・・とはいえさすがに,そんなものを買うほど,私はユーモアのセンスには富んでいない。しかし,値段が気になる・・・・・どれどれ・・・・・なんと!「非売品」であった。
 この巨大な「スクリーム人形」を見たい人は,入り口で右手奥に注目使用。そして,早く行こう!早く行かないと,誰かが破いてしまうかもれないないよ(笑)。

なお,「ひろしま美術館」の次回特別展は「20世紀静物画の展開」という。これもおもしろそうではあるが,その次に予定されている「ロバート・キャパ全作品展」(1999年7月24日〜9月26日)には,ぜひ行っておきたいね。


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