撮影日記


1999年03月30日(火) 天気:くもりのち雨

ローアングル三脚が欲しい

一昨日はHOP(広島お気軽写真クラブ)の撮影会だった。場所は,宇部市の常盤公園。公園には熱帯植物館もあり,そこでもいろいろと撮影したが,地面に植えられている植物に狙いを定めるには,やはりローアングルに対応できる三脚が欲しいものである。

私が普段使っている三脚は,スリックの「マスター」という安価な製品だ。ただ,大きさは,けっこう一人前である(笑)。したがって,脚をすべて縮めても,地面にはまだ遠い。これとは別に,スリックの「グッドマン・ハンディII」という小型の三脚があるが,それでも地面付近のものを接写することは厳しい大きさである。また,「マスター」と「グッドマン・ハンディII」の2本を持ち歩く根性は,生憎と持ち合わせていない。
 それならば,「マスター」に換えて,ローアングルにも対応した三脚を購入した方がいいのだろうか?どうせ買い替えるなら,「マスター」よりも大きく重いものにしたい。カーボン製の軽量な三脚が流行っているが,三脚はカメラにとっての土台である。重い方が都合いいに決まっている(笑)。スリックのカタログを見ると,「マスター」クラスで,ローアングル撮影に対応したものとしては,「グランドマスタースポーツ」がある。値段はぐんと上がるのに,重さはちょっとしか変わらない。また,全高は,逆に20cm以上も低くなる。それならば,と見ていくと,「プロフェッショナルII」というモデルがちょうど都合よさそうだが,大きすぎるかもしれぬ。

そこで,考えを転換した。今まであまり見ていなかった,超小型三脚を買ってしまおう,と考えたのだ。対象になるのは,ベルボン「ミニF」,スリック「ミニ」,スリック「プロミニ」である。これらは,なんと言っても安いのがうれしい(笑)。ベルボン「ミニF」は,地面付近での接写には最高の武器になりうるが,それ以外の場面ではあまり役立ちそうにない。また,超小型の割りには重くて丈夫そうである。「マスター」とあわせて2本を持ち歩く根性はない(笑)。
 スリック「ミニ」は,非常にコンパクトで軽く,これなら持ち歩く負担はほとんどない。価格的にも負担はほとんどない。しかし,活用の場面があまりにも少なすぎそうだ。
 スリック「プロミニ」は,サイズや重さは「ミニ」と変わらない。しかし,「プロミニ」は,小型自由雲台がついており,「ミニ」とは違って,脚と雲台が分離できる。ここがポイントだ。「マスター」のエレベータ下部には,コピーヘッドを取り付けられるネジがある。ここに,小型自由雲台をとりつけることでローアングル撮影に対応すればいいのだ。その,小型自由雲台は,それ単独で持ち歩いてもいいが,「プロミニ」という形で持ち歩けば,いろいろと応用範囲も広がるだろう。

私は,「マスター」も「グッドマン・ハンディII」も,ともに自由雲台に乗せ換えている。「グッドマン・ハンディII」に付けている自由雲台は,「プロミニ」についているものと同型式である。当面は,この雲台を流用し,そのうち気が向いたら「プロミニ」を買うのがよさそうだ。


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