撮影日記


1999年03月22日(祝) 天気:雪のちくもり

雨男の本領発揮

友ありて遠方より来る,また楽しからずや。
 友「梅から生まれた梅太郎」ありて,遠方「大阪」より来る。20日のことである。梅太郎は,山口市内などを散策してからやってきた。
 20日の広島市内は,強風である。当然,山口方面も強風であった。発達した低気圧にはさまれた日本列島は,まるで冬が戻ってきたかのように荒れた天気になっていたのである。梅太郎は,強風にもめげず,散策を「楽しんで」きたようだ。

そして21日,天気予報では,日中はなんとか天気がもつだろうということだった。そこで,梅太郎の希望もあり,因島へ向かうことにした。しかし,出発すると,すぐに雨がポツポツと。だが,天気予報を信じて因島へ向かった。
 尾道を通過する頃には,雨は激しくなっていた。尾道大橋,因島大橋を渡っても,視界はあまりよろしくない。撮影は難しいだろうということで,まっすぐに「水軍城」へ向かう。資料館を見て,出る頃には,雨は本格化していた。寒緋桜などが咲いているので,雨宿りしながら雨に濡れる花を撮った。そのうち,雨も小止みになるだろうと期待しながら。しかし,それがこの日最後の撮影になったのである。

以後は,ひたすら雨である。移動したり食事しているときには,やや小止みになるが,次の目的地に着くと,また雨である。
 梅太郎は以前から各方面で「雨男」として名高いが,今回は見事にその本領を発揮してくれたのだった。

今朝はまだ,天気は荒れ模様だった。風は強く,雪もちらちらする。そんな中,大量の「おみやげ」を持って,梅太郎は帰っていった。その後,私は「お墓参り」にでかけた。山陽道に入るころには雪もかなり激しく舞い,区間によってはチェーン規制などもされている。しかし,昼前にはすばらしい晴天となり,お墓参りは快適に済ませることができた。
 夕刻,「大阪に帰り着いた」と,梅太郎から電話があった。外は相変わらずいい天気だった。


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