撮影日記


1998年10月28日(水) 天気:はれ

40.5mmフィルター

いわゆるロシア製のカメラ「Киев(キエフ)4M」が最近のお気に入りである。本体がカッコイイのもあるが,これについている標準レンズЮПИТЕР(ジュピター)-8M 53mm F2の描写が,予想に反して「けっこういい」のである。
 そこで,このレンズ用にフィルターを買ってあげることにした。
 このカメラの購入時には,皮のケースとストラップとが付属してきいたが,私はカメラをケースにいれて使うのがあまり好きではない。操作しにくい上に,はずしてしまうと邪魔である。また,ストラップがケースに固定されているので,普段持ち運ぶときにはジャンクのストラップ(「FUJICA」と書いてある)をつけている。
 また,このレンズキャップがゆるくてなくしてしまいそうなので,キャップをつけて持ち歩かないようにしている。そのため,フィルターは絶対に必要なのだ。

まず,先週末にキタムラあけぼの店に行った。店員さんは,このカメラがなにかわからないようだった。
 「古そうですね」
といわれたので,
 「いえ,1980年式ですよ」
と答えてあげた。フィルター径は40.5mmであると判明したが在庫がない。とりよせると1週間くらいかかるというので,注文しなかった。
 続けて,キタムラ祇園店に行った。今度の店員さんはちょっとお年を召されていたせいか,いきなり
 「おお,すごいカメラを……あ,ロシアもんですか?(笑)」
と反応してくださった。地方のキタムラにも,こういう方はちゃんといらっしゃるようだ。ここにも残念ながら40.5mmのフィルターは在庫がなかった。ただ,カウンターの上に「フジカAZ-1」が置いてあったのが気になって,
 「これは売り物ですか?」
と尋ねたところ,
 「いやあ,たった今,下取りしたところでねえ。」
と答えてくださり,いろいろと説明していただけた。M42マウントのAE機だから,「お遊び」にちょうどいいかもしれない。

結局,今日になってから「カメラのミッキー」へ行くと,ちゃんと40.5mmフィルターの在庫があった。最初から素直にここへ行けばよかったんだね(とはいえ,キタムラに立ち寄ったのは19時前後である。そんな時刻には,ミッキーなどは早々に店を閉めているはずだ)。
 この店で,最近HOPがらみでメールのやりとりをさせていただいているKさんと出会った。いわゆる金属カメラに大いなる魅力を抱くKさんは,私が持っていたКиевに刺激されたであろうか?(笑)


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