撮影日記


1998年09月05日(土) 天気:はれ

「通」はレモン社に行かない?

先日,クラカメ本に影響を受けたばかりだが,ちょうどタイミングよく神戸に出張となった。そうすればついでに大阪にも寄ることができる。梅田のレモン社やOSカメラは,日曜日や祝日が休みのことが多いので。こういう機会でもなければなかなか寄れないものだ。なお,今回の旅の道連れは,800円のニコン様,Nikon L35TWAD ピカイチテレクォーツデート 日付写しこみが壊れているバージョンだ。まだ,カラーネガによる実写テストが終わっていないので,少し心配ではある。

出張先は北野坂に近かったので,まずは元町まで歩くことにする。元町で何件かのカメラ店を覗くが,とくにめぼしいものはない。強いてあげればマミヤUがあったが,シャッターボタンのゴムが腐っている。また,このお店は,全体的に価格が高いようである。

とくになにもないなら,長居は無用だ。阪神電車でとっとと梅田へ。
 目的はレモン社とOSカメラ。さすがに,ライカなどの「舶来品」を中心とする品揃えなので,いま興味の高い,国産クラシックカメラとはあまり出会えない。そんな中では,レモン社にあった「ボックスカメラ2台セットで¥10,000」というのが興味深い。でも,フィルムはなにを使うんだろうか?こういう原始的なカメラも,ぜひ「使ってみたい」ものである。
 OSカメラには,「フェド」が,1万数千円でごろごろしている。こういうカメラも「シャレ」にはいいだろう。ウケを狙うなら,「ライカ以外はカメラじゃないね〜」とかわめきながら,バルナック型でもないM型でもない,ライカフレックスやR型などを持つのもいいと思う。一眼レフ式のライカフレックスは,レンジファインダー式のM型ライカにくらべると,かなり安い価格が設定されているように見える。
 だが,私がいちばん興味をもったものは,OSカメラにあった,かなりきれいなニコンS2である。少しきたないが,レモン社にあった¥118,000のS2もいいな!

しかし,これらの高級な?お店には,なかなか実用的な捨て値のカメラはみつからない。OSカメラに居たお客さんの1人は,数10万円単位のレンズを買うの買わないのとわめいていた。ただ,金額だけはしつこいくらいに叫んでいた。まるで,自分がそれだけの金をもっていることを宣伝したがっているようだ。これは間違いなく私の「ねたみ」なのだが(笑),OSカメラやレモン社といった店で財力をフルに導入して「舶来品」をゲットするよりも,キタムラのジャンクカゴから「当たり」を掘り出す方が愉快である。「通」はレモン社よりもキタムラに行く,と日記には書いておこう。まあ,いいか。(^_^;


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