撮影日記


1998年06月29日(月) 天気:はれ

キミはDATを覚えているか

この冬にはアンプとスピーカーを買いかえたが,今度はDATデッキが故障してしまった。電源をONにしても,中でカラカラ音がして,操作を受けつける状態になってくれない。購入が平成4年だから,6年目にして故障してしまったわけだ。一時期はかなり酷使していたから,それもやむを得ないところか。
 このDATデッキはビクターのXD-Z505という当時の最廉価機種である。上位機種のXD-Z909とは違い,K2インタフェース(ビクターのディジタルオーディオはこれがウリらしい)などは搭載されていない。
 アナログオーディオの場合,高級品と普及品の音には,けっこう差が感じられる。もちろん,ディジタルオーディオの高級品と普及品の音にも相当な差があるのだが,どういうんだろう,ディジタルオーディオなら普及品でも「まあ,いいんじゃないか」という音が出るように感じている。
 とはいえ,アナログ高級機の音はすごい。mahalさんのところにある2トラ38(ツートラサンパチ)のオープンリールテープデッキから出る音は,やっぱりすごいものがある。
 もし,デッキ1台に数10万円かけるなら,きっとアナログ機の方がよい音が出るんじゃないかと感じている。ところが私は,普段楽しむ「音」の大部分をCDなどディジタルメディアで入手しているので,アナログ高級機を使っても意味がないはずだ。さらに,実際にはそこまで「こだわり」はないので,デッキ1台はせいぜい5〜6万円でおさえておきたい。そのくらいの値段の装置なら,アナログよりもディジタルの方が,断然音がきれいだし,扱いやすいと思わないか!?
 あと,デッキだけ高級品を買ってもしかたない。アンプもスピーカーも,さらに音楽を楽しむための部屋も,それなりのものが必要になる。お手軽に楽しむときは,ディジタルオーディオの普及品で安価にシステムを組んだ方がバランスがいいというものだろう。
 そんなうちのシステムの中核にあったDATデッキが故障である。もう1台,ポータブル型のDATデッキ(DENON DTR-100P)があるので,たちまちは困らないのだが。


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