撮影日記


1998年05月13日(水) 天気:はれ

久しぶりに常清滝へ行かねば

もう1年近く常清滝へ行っていない。またそろそろ行かなければならないだろう。
 常清滝は,広島県北部の作木村にある。126mの高さを誇り,「日本の滝100選」にも選ばれている。しかし,とくに観光地として宣伝されていないことや,交通事情があまりよくないこと,周辺に他に著名な観光地がないことなどから,訪れる人は決して多いとは言えないと思う。
 私が常清滝を知ったのは,この日記でときどきネタに使っている,クラカメマニアの某U教授に教えてもらったからである。それから2年間ほど,多いときには毎週のように通ったものだ。
 交通事情だが,公共交通機関にはほとんど期待できない。滝から4kmほどのところにJR三江線の「作木口」駅があるが,1日の列車がわずかに6本,さらに9時ころから15時ころまで1本も列車がない。
 道路だが,広島方面からならば高北広域農道を経由して国道375号線に入るルートがもっとも近道だろう。しかし,国道375号線はところどころ非常に狭くなっており,必ずしも快適な道ではない。部分的に改良もすすめられているようだが,集落の中を通る区間はそう簡単に拡幅はできないだろう。
 さて,これからは常清滝をどのように撮ろうか。これまでは,おもに広角レンズを使い,展望台の上から全景を狙うことが多かった。もちろん,それも悪くない。常清滝は,滝から上流が短いために水量の変化が激しい。水量の違う表情を比較するのもおもしろい。
 でも,それだけじゃなく,いろいろと狙い方を変える必要もあるだろう。超望遠レンズを使って,岩の1つ1つをアップで狙うことをしてみたい。今,私の持っている装備ではAi NIKKOR 200mm F4に2倍のテレコンバータTC-200をつけて400mm F8相当にするのが精一杯だ。「鉄」撮影のこともあるから,やはり300mmないし500mmクラスの単焦点レンズをゲットしておきたいところである。
 もう1つ,去年からやりたくて,まだやっていない撮影がある。それは,ピカイチカリブを使って滝つぼの中を撮影することだ。常清滝は高い滝にもかかわらず,滝つぼがほとんど発達していない。したがって,容易に近づくことができる。
 ただし,常清滝周辺にはマムシが生息している。川の中を泳いでいるところを見たこともある。水に入るなら,マムシには気をつけなければ。


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