撮影日記


1998年05月07日(水) 天気:あめ

コレレとオリンパスワイド

最近,スナップ撮影で一番お気に入りなカメラが,コレレだ。小さいクセにセミ判が撮れ,しかも注目度は大(笑)。しかし,古いカメラの宿命として,必ずしもコンディションがよろしくない。フィルム1本目はそれほどではなかったが,2本目の後半あたりから,シャッターの調子が悪くなってきた。うまくチャージされず,1コマ2コマと無駄にしていくのである。仕上がったスリーブを見ると,後半には真っ白くふっとんだコマが散見されるのである。
 さらに悪いことに,2本目からは光線カブリが目立つ。カメラを調べてみると,また蛇腹に穴が開いている。さっそく塞いだが,今さら遅いのである。でも,お気に入りのカメラだから,また性懲りもなく持ち出すだろう。
 さて,このたび,実家からまた1つカメラを持って帰ってきた。それは「オリンパスワイド」という。「オリンパスワイド」にも何種類かあるようだが,詳しいことはわからない。シャッターなどはきちんと動く。レンズにやや曇りが残っているので,それさえ拭き取ればちゃんと使えるはずだ。
 レンズはD.Zuiko-W 3.5cm F3.5である。焦点距離がcm表示であることから,まあそこそこ古いものだろうと思う。ピント調節は目測式。シャッター速度はB,1secから1/500secまで。シンクロ接点はXとMの切替式。レンズシャッターで全速同調のはずだ。露出計などは内蔵されていない。
 全体にコンパクトではあるが,なにせ重い!コレレと比較した場合,大きさはほとんど変わらず,持った感じではむしろコレレの方が軽い。
 オリンパスワイドがお散歩写真用のお気に入りカメラになるかどうかはまだわからないが,とりあえずコレレのよさを見直すことになったのは確かなようだ。とにかく気軽に持ち出せて,気軽にシャッターが押せるカメラがお散歩写真には最適である。さらに,持ち歩くものであるから,一種のアクセサリー的に「洒落た」ものがいい。クラシックカメラはお散歩写真向きであると考えることができる。


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