撮影日記


1998年03月25日(水) 天気:晴れ

蛇腹の修理

ようやく仕事に終点が見えてきた。来月には,写真を撮りに行く余裕が復活することだろう。さっそくだが,「スナップ会」を再開したい。とりあえず,4月5日(日)または12日(日)を考えている。4月5日(日)の場合,時期的に遅くなるが,平和公園あたりでお花見を兼ねてもいいのかな,などと思っている。12日ならばとくにサクラにはこだわらず,市内のお散歩モードでいいだろう。
 さて,時間に余裕がでてきているので,カメラの整備などはじめている。まずは,Korelleを直しておきたい。年末に発見して以後,まだ2本しか撮影していないが,ところどころ光線カブリが生じている。やはり,蛇腹に小さな穴がいくつか開いているのだ。蛇腹を形づくる素材が何であるのかはわからない。皮のようでもあるし,紙のようでもある。あるいは布かもしれない。いずれにせよ,古くなり乾燥し,もろくなっているようだ。その結果,折り目にあたる部分でところどころ穴があいている。運がよければ影響は出ないようであるが,そんな状態で撮影するのも気分がよくない。
 これは以前から気になっていたのでいくつかのカメラ店で問い合わせたが,修理に適した素材はわからなかった。そこで,ダメ元で自己流で修理することにした。どうせ,このまま時間がたてば,使えなくなってしまうことだろう。そうなったら,ジャンクなスプリングカメラを買ってきて修理部品にしてもいいし,専門会社に修理を依頼してもいいさ。
 蛇腹の素材はいくつかの薄い層からできているようにみえる。大きく(と言っても数mm)めくれているところを,瞬間接着剤で補強することを試みた。ところが,接着剤が効かないのだ。むしろ,素材を傷めそうだったので,この方法は撤退することにした。
 むしろ,薄い両面テープが有効であるようだ。できるだけ薄い,光を通さない素材を両面テープで傷の上に貼り,穴をふさぐことにした。ところが適当な素材が手元にない。やむを得ず,印画紙の入っている黒いビニルを切って代用した。これ,やわらかいけどけっこう厚く,折りくせがつかない。蛇腹の補修材料には不適当だが,とりあえず光線もれだけは解消することができた。
 当面はこの状態で使うことにしよう。そして,のんびりと補修用の素材を探せばいいさ。


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