撮影日記


1997年11月27日(木) 天気:晴れ

衝撃の容量オーバー

11月26日夜,突然FTPによるファイル転送ができなくなった。アーバンインターネットにメールで調査をお願いしたところ,FTP容量の制限をオーバーしているのが原因だということがわかった。それにしたがって大量のファイルをサーバから削除した結果,FTPによる転送が復活した。現在,大量のファイルを削除したことにより,リンクができないメニューが大量に存在することになっている。近日中に別のサーバに移転して復元するので,その間しばらくお待ちいただきたい。
 それにしても不思議だと思わないだろうか。「容量制限をオーバーしたからFTPサーバが転送を受け付けなくなった」のなら,昨夜転送しようとした分,あるいは一昨日に転送した分で容量をオーバーしたと考えるのが自然だ。そうであれば,その分だけ削除すれば解決するはずである。しかし,実際はそうではなく,大量のファイルを削除する必要があったのである。
 このことはなにを示しているのだろうか。これは推測ではあるが,もともとアーバンインターネットはユーザに割り当てるFTPの容量を事実上制限していなかったのではないだろうか。しかし,多くのユーザーがどんどん充実したコンテンツを作っていく中で,FTPサーバの使用容量を厳密に管理する必要がでてきたのであろう。そこでサーバのなんらかの設定を突然よくあることだろうが予告なく変更したものと思われる。
 ところで,アーバンインターネットはこの夏に, FTP サーバの容量をオーバーしているユーザに対して警告を送ったらしい。そのとき私は該当していなかったようで,いかなる連絡も来ていなかった。また,ファイルが勝手に削除されたような形跡もなかった。つまり,当時は容量の制限をクリアしていたと思われる。ところが,今回自分で削除したファイル数は,この数ヶ月間に新たに転送したよりもはるかに多いのである。このあたりが不思議なのだ。
 まあ,管理が厳密にみえて,実はけっこういい加減なところがあるのだろう。その例をここでは1つだけ出す。以前,アーバンインターネットでは「今後は個人利用と商用利用の区別を厳密におこない,商用利用をしている方には商用利用としての契約に切りかえてもらいます」という発表をした。私はこのウェブページにおいていかなる商業活動もおこなっていないので,商用利用への切りかえをする必要はないはずである。ところが,アーバンインターネットからは「商用利用に切りかえてほしい」とのメールが来た。それについて確認の問い合わせをすると,このページの「タイトルだけ見て」商用利用だと判断したそうだ。「厳密な区別」と言ったところで,実態は所詮この程度である。
 もっとも,この点を責めることはできない。アーバンインターネットだけでも相当数のウェブページが開設されているはずである。それらを1つ1つ閲覧し,内容をチェックするなど至難の業であろう。
 とりあえず,アーバンインターネットは問い合わせに対し,2〜3日もすれば必ず返信をくれる。ただ,本気で個人ユーザを相手にするなら,電話による問い合わせの時間を再考してもらいたいものだ(個人ユーザ相手ではあまり収益があがらないだろうから,本気で取り組むつもりはないと察するが)。
 まあ,とにもかくにも私がFTPサーバ使用容量をオーバーしていたのが問題であったわけだ。わずか5MBの制限の範囲内で充実したコンテンツをつくることは,容易ではないということだ。


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