撮影日記

1997年11月23日(日)　天気：薄曇りときどき晴れ

スナップ　スランプ？

不覚である。目覚めるとすでに10時を過ぎていた。前の晩，少しアルコールが入ったとはいえ，そんなに飲んでいるわけではない。単にここしばらくの睡眠不足がたたっていたのだろう。
　おそらく今週が紅葉の最後だろうと思い，午後からカメラを持って街にでてみる。公園などに紅葉が残っているに相違ない。
　ついに，活躍のときがやってきたのだ，ヨンサンハチロク。今日はこのレンズだけで1日を過ごしてみようと考えた。Nikon F3に少しフィルムが残っているので，Nikon F3＋Zoo-NIKKOR 43-86mm F3.5という装備である。
　街路樹，公園や川沿いの木々，かなり葉が落ちているものもあるが，ときどきハッとするような黄色や赤のものがある。しかし，カメラを向ける気にならなかった。
　レンズの焦点距離が悪いから？いや，そうではない。ファインダーを覗く気にならないのである。街中の末期の紅葉は絵にならないのだろうか？今月もかなり紅葉を追いかけたのでもう食傷気味だったのだろうか？いずれにせよ，写真を撮ろうという気にならない。
　しかたないので，歩くことに専念する。平和公園に近づくと，部屋のサークラインが切れていることを思い出したので，デオデオにはいって安物を買った。そういえば，しばらくこういう店に入っていないんだなあ。地下2階のパーツコーナーでも覗こうかと思って降りようとすると，パーツおよび通信機コーナーは別に専門の店舗を構えたという。しばらくこないと売場がどんどん変わっていくもののようだ。
　帰宅したあと，前からやろうと思いながらやっていなかった，無線機のクルマへの取りつけをおこなった。最近，運用することは全然ないのだが，やっぱりクルマに無線機をつけておきたい。携帯電話の圏外に出ても通信ができる可能性を持つことは，1つの安心感でもある。モービル用の無線機はICOM IC-901，ご存じの方も多いだろう，けっこう古い機種だ。基本的には144/430MHz FM機であるが，オプションユニットでバンドやモードが追加できる。私はこれに28MHz FMと1200MHz FMのユニットを追加している。季節がよければ28MHz FMはおもしろいし，1200MHz FMはチャネルが空いていてグッドである。
　今日は結局，シャッターを押すことはなかった。ま，久しぶりに写真のことを忘れることのできた休日になったと言えるだろう。