撮影日記


1997年08月31日(日) 天気:はれ

鉄の血が騒ぐ

血液が赤いのは,血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が赤いためである。それは,鉄イオンによって赤くなっている。つまり,血には鉄が含まれている。
 タイトルの「鉄の血」は,こういうことを言いたいのではない(笑)。
 「鉄」とは「鉄道ファン」のことだ。
 「鉄道」や「天文」などは,写真を撮ることがその趣味にとっての1つの技術である。そこから写真を本格的にはじめた方も少なくないに違いない。
 つまり,私も元「鉄」なのだ(いまは違う)。久しぶりに「鉄道」の写真を撮りたくなって,「錦川鉄道」を見に行った。錦川鉄道は旧国鉄岩日線である。廃止対象になったのち第三セクターによる経営に移行したものだ。錦川という,風景の美しい川に沿って走っている。おもに崖の中腹にへばりついたような場所ばかりだ。対岸を通る国道も同じような状態なので,なかなか撮影ポイントを決められない。

鉄道写真は難しい。
 ・被写体が動く。
 ・ローカル線などは1時間待ってチャンスは1回。
 ・「乗るなら撮れない」「撮るなら乗れない」

Nikon F3, Ai NIKKOR 200mm F4, EB

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