撮影日記


1997年08月27日(水) 天気:はれ

ねずみ講メール

数カ月前,職場の先輩である某Y氏のところに,「ねずみ講もどき」の案内メールが来た。500KBを越える巨大なものである。プリントアウトを読ませていただいたが,これが実におもしろい。ここではその詳細は省くが,最初にこれを考えた人はかなり頭のいい人だろうと思った。
 そこには以前にも,コンピュータウィルスに関するデマのメールが届くなど,「悪質メール」の標的にされていたように思えた。そして,すべて他人事と思っていたが……
 その「ねずみ講もどき」メールがうちにも来きたのである(笑)。なにせ巨大だから,ダウンロードに時間がかかる。はっきり言って大迷惑である。差出人のメールアドレスが,ある有名なプロバイダにあったので,プロバイダの管理者になんとかしてほしいとメールを送った。すると,「今回の件ではメールの発信者に厳重に注意をした」という返事がきた。プロバイダとしての精一杯の誠意ということか?

こういう不愉快なメールはごく一部であり,基本的に知らない人から来るメールは楽しいものである。

さて,先の「ねずみ講もどき」メールはいろいろな人のところに行っているようである。何件か耳にしたが,発信者がすべて違う。かなりの人数がこの「ねずみ講もどき」に参加しているようだ。
 「ねずみ講」の行き着く先は「破綻」しかない。しかし,「はじめの方の参加者」は「破綻」が訪れる前にそれなりの収益をあげることだろう。参加した人は,みんな「自分はまだ間に合う」と考えて参加したのであろうが,本当にこれで儲けた人ははたして何人いるのだろう。これで得た僅かな金銭よりも,失う信用の方がはるかに大きいような気がする私であった。


← 前のページ もくじ 次のページ →