撮影日記


1997年08月14日(木) 天気:はれ

梅太郎とピカイチカリブ

08月10日に大阪へ移動した。梅から生まれた梅太郎氏がスキャナを買いたいというので,日本橋へつきあった。そのついでに,中古カメラ店にも立ち寄った。

何件か回ったあと,日本橋三丁目のカメラのドイにも寄った。彼は,コレクション目的に,「ニコンF」を1台所有しておきたいと言う。実際にどれくらいの価格で出回っているかを調べておきたいそうだ。さすがに,アイレベルファインダーで美品となると軽く6桁の価格がついている。20万円を越えていても驚かなくなった。
 一方で最近の私は,コンパクトカメラやクラカメに目覚めてしまっている。だから,その店では,「ニコンF」よりも「ソリゴールTM」¥19,800や「フジカST-701」¥10,000などの方に興味がわく。どちらも標準レンズつきである。
 さらに,私はその店に「ニコンピカイチカリブ」があるのを見つけた。なんと,たったの¥8,000である。私は¥13,500で買っている(1997年7月26日の日記を参照)から,超くやしい。梅太郎氏に教えてあげたところ,彼も非常に興味を示して買ってしまった。しかも,専用のフロート式ストラップつきである。
 ただし,彼が買ったピカイチカリブは,表面がかなり傷んでいる。青いボディーだったのだが,塗装がかなりはげ落ちているのだ。レジでそのあたりの話を聞くと,かつては青いボディーを嫌って,わざと塗装を落とし,ブラックボディーにして使う人が多かったという。そこで,実は私も持っているんですよと,私のカリブをとりだしたところ,店員さんは「あ,元から黒いボディーですね!」と驚かれていた。ピカイチカリブに「黒」と「青」があるのには気付いていたが,私は「青」の方が珍しいと思っていた。もしかすると逆で,「黒」の方が珍しいのだろうか?

さらに私のことをかなりのマニアだと誤解されたらしく,「リコーオートハーフの完動品に興味はありませんか?」と聞いてくる。やむをえず,「リコーオートショットの完動品はいかがですか?」と切り返した。店員さんは「今度,ぜひ持ってきてください!」


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