撮影日記


1997年08月09日(土) 天気:はれときどき豪雨

梅太郎と郡山城

愛車を廃車にすることになった。悲しいが,全損に近いダメージに相当するとのことで(1997年8月9日の日記を参照),10万km走破したメカニズムのこんどはどこにトラブルが発生するか予断ならない。修理代が多少かさむのは問題ないのだが,遠出しているときにトラブルが発生するのがこわい。この時期にクルマを買いかえる出費は非常に苦しいのだが,他を切り詰めていくことでなんとか乗り切っていきたい。

ところで,一昨日より「梅から生まれた梅太郎」氏が大阪から遊びに来ている(1997年8月7日の日記を参照)。私は昨日までは出勤だったので昼間はお相手ができなかったが,今日はゆっくりできる。朝から吉田町へ,例のファミリアバンで行くことにした。ほんとうにスピードの出ないクルマだ。ま,出だしはそこそこ軽いので許そう。
 吉田町は,NHK大河ドラマで話題絶頂の「毛利元就」の本拠である郡山城があった町である。町の資料館に行くのも数回目である。2年ほど前の入館料は100円だったのに,去年からは200円になっている。常設展とは別に,ドラマのことを紹介する特別展が併設されていたりする。町じゅうがまさに,大河ドラマによる「町おこし」といった雰囲気だ。
 毛利隆元や毛利元就の墓所などにお参りしたあと,雲行きも怪しくなったので,猿掛城を見て帰ろう,ということにした。猿掛城のふもとに着くと大雨になった。やれやれ。引き返えそうとすると,「伝杉大方の墓」という小さなたてふだがみえる。大河ドラマで重要な役割である,松坂慶子が演じる「お杉の方」は,どうも実在の人物のようだ(笑)。お参りしてみると,実にささやかな墓であった。猿掛城のふもとにひっそりと眠られている。

帰りがけに横川のフレスタで,梅太郎氏がおみやげを買った。「オタフクソース70」である。梅太郎氏がお土産の数を確認している。「1,2,3,……」。合計13本,陳列棚の「オタフクソース70」はほとんどなくなってしまった。

Nikon L35AWAD, Nikon LENS 35mm F2.8, GOLD400

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