撮影日記


1997年07月21日(月) 天気:はれ

わたしって,お上品?

最近,この「撮影日記」がなかなか好評なようである。最近,知人がこの「撮影日記」のことを「お上品」だと言った。何か勘違いされているのだろうと思う。ま,実際のところは,いまこれを読んでくださっている「あなた」にご判断願いたい。
 「やっぱり,お上品だね」と言われるならば,日頃の生活態度もそうなるように改めてみよう。おーっほっほっほ。

「男もすなる写真といふものを、女もしてみむとて・・・」

観光地や風景撮影の名所のようなところで立派な一眼レフを構えているのは,圧倒的に男性が多い。最近は,一眼レフを携えてウロウロしている女性もみかけるが,数の面ではまだ圧倒的に男性が多いように見える。昨日訪れた津和野(1997年7月20日の日記を参照)という場所は,一眼レフを持った女性の数がかなり多いと感じた。あまり詳しくは観察していないが,大きさから見ると35〜135mmクラスの普及型ズームレンズが主流ではないかと見える。オジサン世代では,妙にNikon F4が目についたが,やっぱりズーム。女性は比較的小型のボディを使用しているように見えた。
 他の観光地などで女性カメラマンを見かけるとき,たいていはご夫婦あるいは何人かのグループで行動されているようだ。ところが,津和野では一眼レフカメラを持ってひとりウロウロする女性もみかける。可能性としては,津和野という町は,被写体として女性好みであるということが考えられる。いろいろと試してみる価値があるかも知れない。
 また,実際に津和野の町を何度も撮影されたことのある方がいらっしゃれば,なんらかのコメントをいただけるとうれしい。
 ところで,目にした限りでは,女性に限らず男性も,最近のAF機ばかりである。観光地の写真であるから,結局スナップ的な撮影が主になるのであろう。そう考えれば自然なことであると思う。実際,私もNikon F3とNikonF-801を持っていきながら,ほとんどNikonF-801で撮っていた。人混みの向こうを「子鷺踊り」の行列が通れば,カメラを片手で高く持ち上げ,適当にシャッターをきった。AFカメラならでわの芸当であるが,それで「いい」写真が撮れても,しょせんは偶然の産物だ。

ところで,SLの撮影の場合はそんなことは言っていられないかもしれない。相手は動いている。露出もピントも刻々と変化する。
 しかし,それを先読みして撮影するのが極意なのだろう。だから,私もその手法にチャレンジしたい。
 いつも撮影するような「滝」とは異なり,1日1便しか走らないSLを撮影するチャンスは,ほんとうに一瞬しか存在しないのだ。

Nikon F3, Ai NIKKOR 135mm F2.8S, EB

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