撮影日記


1997年07月13日(日) 天気:はれ

ターゲットはマミヤシックス

今日も,1日をお散歩で過ごした。1週間ぶりの晴天であるにもかかわらず,愛車はまだ入院したままである。来週中には退院できるらしい。一方で,「インプレッサスポーツワゴンWRXのいいのが入っているよ」とクルマ屋さんからセールス攻撃を受けている。まだ20000kmくらいしか走っていないそうなので,実用性などを考えればインプレッサに乗り換えるのが正しいと思う。しかし,インプレッサスポーツワゴンでは「こだわり」を主張できない。初代レガシイ「セダン」GTだからこそ,「こだわり」を主張できるものと考えている。
 そう,趣味の品物には少しでも「こだわり」をもちたい。カメラもそうである。
 今週もお散歩がてら中古カメラ店めぐりをした。「キャパ」の別冊で「中古カメラGET」という書籍が発行されている。このなかで「1万円で使えるカメラ」を探して使うという記事があった。私もこれを意識しながら見て回った。
 1万円という上限は,けっこう厳しい!
 少し古いコンパクトカメラなら,1万円以内でけっこう見つかる。しかし,そんなものはもっていてもうれしくないし,使えて当然である。おもしろくない。セミクラシックの領域に入ると,1万円では品物がほとんどない。
 いろいろ見て回った結果,1万円前後のもので気になるものとしては,次のようなカメラがあった。

「ニコン ミニズーム AF300QD」

現行機種「メタルズーム AF310QD」の1つ前のモデルである。カメラのドイで¥9,800。実用性から言えば,問題ないと思うが,あまりおもしろくない(でも,いまこれが一番欲しかったりする……)。

「オリンパス XA」

私がいま,もっとも捜し求めているコンパクトカメラである。レンズはF.ZUIKO 35mm F2.8。カメラのミッキーで¥13,000。しかし,かなりボロボロである。手を出すのがコワイ。きれいなものなら,¥19,000で日進堂カメラで売っているのだ。

「コニカ C35AF」

型番で気がつくかな?初代「ジャスピンコニカ」である。大洲カメラで¥8,000。初代「ピッカリコニカ」C35EFもあった。同じく¥8,000。レンズはどちらもHEXANON 38mm F2.8。

「マミヤシックス」

大洲カメラで¥16,000。念のために書くが,「ニューマミヤ6」ではない。大昔のスプリングカメラと呼ばれるものである。レンズが少し曇っているようで,蛇腹も少し傷んでいる。まあ,モノクロなら使えるかな?なんといっても中判カメラがこのサイズだと,超うれしい。レンズは,MAMIYA-SEKOR 7.5cm F3.5。

「マミヤシックス」

ギンレイカメラにも,「マミヤシックス」があった。こちらはレンズがZUIKO 7.5cm F3.5である。値段は¥15,000。蛇腹はきれいだが,レンズがもはや使用に耐える状態ではなさそうだ。大きな気泡がいくつも見えるのて,シャッターをBにしても向こうが見えないのである。お店の方に聞くと,ズイコーレンズのモデルの方が人気が高いが,当時のズイコーレンズは古くなるとものすごい気泡が生じてしまうという。固体であるガラスにどうして気泡が生じるのか,そのあたりのしくみはよくわからないが…。

「マミヤ6」は,二重像合致式距離計を備えている。ピントは,レンズではなくフィルム面を動かして調整するようになっている。これは,CONTAX AXと同様なしくみではないか。これは,1つもっておきたい機種だと思った。徹底的に状態のよいものを探すか,ぼろぼろでも徹底的に安いものを探してみよう。気長に……
 ギンレイカメラで,「他にスプリングカメラはないの?」と聞いたら,近日中にマキナが入荷予定だという。¥90,000也− うーん,真剣に使おうと思うと,どうしても金がかかるようだ。


← 前のページ もくじ 次のページ →