撮影日記


1997年04月29日(火・祝日) 天気:まあまあよろしい

'97食博覧会・大阪

人は食べる。ただ生きるために食べるだけでなく,食べることを楽しむ。世にはさまざまな食材があり,そこから無数の料理が生まれている。
 このゴールデンウィーク期間中の4月25日から5月5日まで,大阪南港の大阪国際見本市会場(インテックス大阪)で,「'97食博覧会・大阪」が催された。主催は,食博覧会実行委員会,(財)大阪21世紀協会,(社)大阪料飲経営協会。この日は,梅から生まれた梅太郎氏に誘われて行ってきたのである。

会場はいくつかにわかれているが,個人的に全然おもしろくない会場もある。個人的に興味深く見ることができたのは,テーマ館のお菓子による芸術品と,「ふるさと街道」と称して各都道府県ごとに名産品などを紹介しているコーナーくらいであった。ここで私は次のものをさがしたが,残念ながらこの会場には用意されていなかった。
 ・ハスカップ製品 (北海道)
 ・どぶろくようかん(岐 阜)
 ・カープソース  (広 島)
 鳥取県の「梨のソフトクリーム」,徳島県の「すだちジュース」はお薦めしたい。「すだちジュース」の缶は,「ポカリスエット」の缶になんとなく似ているのでわかるであろう。

各県とも,そこに並べているものには魅力的なものが多い。残念なことは,すべてを実際に口にすることは物理的に不可能であること。「食」の博覧会であれば,ただ「見てるだけ〜」というわけにはいかないであろう。珍しいもの,おいしいものを大量に食べるよりも,いろいろなものをほんの少しづつ試してみたい。梅から生まれた梅太郎氏と飲食して回った範囲では,おおむねすべてアタリといえる。「名物にうまいものなし」という言葉も耳にするが,それは過去の話ではないだろうか。高度情報化社会と言われる今の時代,ほんとうにマズイものを「名物」と称して販売すると,2度とその地を観光客が訪れることはなくなるだろう。口コミだって,ばかにならない。

さて,インテックス大阪の周辺にも,いろいろと撮影のできそうなポイントが散在する。梅から生まれた梅太郎氏と「モデルのおねーちゃんを現地調達しようか」などと話し合ったが,今回はそのための十分な準備ができていないのであきらめた。噴水から階段状に流れる水と円すいのオブジェを背景に置き,おねーちゃんには赤い球に腰掛けていただけば,それなりに絵になるはずだ。というわけで,モデルさんを募集(笑)。ただし,撮影がいつになるかは不明(笑)。

帰りのニュートラム乗り場には,長蛇の列ができていた。階段など通路が狭くなるところでは,どうしてもある程度の押し合いへし合いが生じる。だからと言って「どうして無理に押すの〜?」と言いながら私を押しのけようとするオバサンの存在は,あまりに不思議だった。とにかく混雑である。大阪では,いつもどこかでなにか魅力的なイベントが催されているが,へたにそういうところへ近づくと,混雑にまきこまれる。広島では,今年は毛利元就関係でいろいろなイベントがあり活気あふれているように見えるが,来年以降どうなるのであろうか。

このあと,梅から生まれた梅太郎氏の謀略により,私はかなりの浪費をさせられてしまった。この件については,次回以降順々に。

Nikon F3, Ai NIKKOR 50mm F1.4, EB

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